元自動車セールスマンが大学院で博士号を取るまでの話

私のセールス時代の話と大学院での生活を中心とした回想録です

5.セールスマン時代

 

晴れて入社することができた私は、自動車販売代理店(ディーラー)で働くことになりました。

 

正直にいうと、入社したての頃は大学院に進学したい気持ちがとても強かったので、さっさとお金を貯めてさっさと辞めるつもりでいました。

 

しかし人生分からないもので、働いているうちに仕事の面白さや難しさ、お客様との交流を経験してどんどん仕事にハマっていき、気づけば4年半ほど在籍していました。

 

当初の予定では2年で辞めるつもりだったので、予定の年数より2倍以上いたことになりますね。

いやぁ、いざやってみると接客業って面白いですね。難しいですけど!

 

まぁ、本来の目的が大学院進学なので完全に道草くっていたわけです。

ただ、このときの経験は今の私にとって必要であったと常々感じています(良くも悪くも)。

 

そうです。

私にとって“一番の近道は遠回り”でした。

JOJO第7部のジャイロ・ツェペリより引用)

 

人生で無駄に思える時間や作業は確かにありますが、そこに意味を見出すことができるかは、いつだって自分次第でした。

今、大学院で過ごして思うことは、おそらくセールスマン経験を積まずにストレートで進学していたら、途中でダメになっていた可能性が高いように思います。

 

そう思う理由も、当時の私はとび抜けて頭が良いわけでもなく、要領がいいわけでもないのに自信たっぷりな自信過剰・傲岸不遜な性格でした(汗)

心理学的にいうと仮想的有能感が高いタイプですね。

 

そんな性格も職場の先輩方やお客様とのやりとりを経て、なんとか矯正されて真人間ぐらいにはなれたんじゃないかと思います。わりと切実に。

 

 

 

さて

 

今回はセールスマン時代の導入みたいな話だったので、次回は私が入社してすぐに思った疑問をテーマにしようと思います。

 

 私「あれ?会社って出退勤したらタイムカードとか押すんじゃないですか?」

店長「あぁ、あれね。そういえばいつの間にかなくなっててね。だから、気にしないでいいよ

 私「!?」

 

それでは、次回を楽しみにお待ちいただけたら幸いです。